本当は怖い!歯周病

歯周病

歯周病は、歯周ポケットに歯周病菌が入り込んで歯を支える歯槽骨を溶かし、最後は歯が抜け落ちてしまう病気です。歯周病は発症しても痛みがないため、自覚のないまま進行していきます。そのため、気付いたときには取り返しのつかない事態になっていることが多いのです。最近の報告では、日本の15~19歳の若者の約65%が歯周病であり、20歳代で約75%、30歳以降では80%と言われています(*参考文献『新・歯周病をなおそう』)。

歯周病は、時には全身疾患にもつながる恐ろしい病気です。歯周病は、心内膜炎、脳卒中、心臓病を引き起こすとも言われ、血糖値上昇、早産・流産の原因、血液疾患、糖尿病などの原因の1つとなっています。ほかにも、歯周病を治すと血糖値が下がるという報告もあります。

歯周病は正しい治療で改善できます

歯肉ポケットの検査歯周病治療
歯の周りの歯肉ポケットと呼ばれる溝の深さを測り、歯周病の状態を検査します。ポケットが深いほど歯周病が進んでいる状態です。

※場合によっては染色剤で歯垢を赤く染め出し、どこに汚れがつきやすいかを調べます。これによって普段の歯磨きがきちんとできているか、どの部分に磨き残しが多いかを知ることができます。

※一部の歯に過度な力がかかることによって歯周病が起こることがあるので、かみ合わせや歯ぎしりの有無などを調べる場合があります。

歯石の除去歯周病治療
スケーラーと呼ばれる器具を用いて歯石を除去します。歯石は、歯垢が唾液の中のミネラルと結合して硬くなってできたもので、ブラッシングでは落とすことができません。また、歯石の表面はザラザラしているためプラークがつきやすくなります。この歯石を取ることで歯周病を改善させます。

ルートプレーニング歯周病治療
ポケットの奥深くまで歯周病が進むと、スケーリングだけでは歯石を取ることができません。ルートプレーニングでは、局所麻酔を行い、専用の器具を用いて奥深くについた歯石や感染歯質を除去します。

歯周外科治療歯周病治療
スケーリングやルートプレーニングでも症状が改善せず、歯周病がかなり進んでいる場合は、歯周外科治療を行います。

まず、局所麻酔をして歯肉を切開し、歯の根や歯を支えている骨を露出させます。 奥深くにこびりついた歯石や感染歯質をスケーラーなどで除去したり、骨が溶かされてデコボコになってしまったところを削ったりしたあと、糸で歯肉を閉じます。
※症状によって方法が異なります。

歯周組織再生療法
歯周病で溶けてしまった骨を回復させるために行うもので、次のような治療法があります。

●骨移植:自家骨移植、人工骨移植など。

●GTR法:メンブレンという特殊な膜を使用して歯槽骨が再生するためのスペースを確保し、歯肉の侵入をブロックすることで歯槽骨を回復させます。

●エムドゲイン:エムドゲインゲル(エナメルマトリックスデリバティブ)という薬剤を塗って、歯槽骨の再生を促します。

当クリニックでは常に最先端の治療を研鑽し、患者さまに最高の治療を提供しております。深刻な歯周病で悩んでいる方は、医師にご相談ください。

知っていますか?歯周病の原因

歯周病の原因●歯垢や歯石
歯の周囲に付着する歯垢や歯石が歯肉と歯の根の間のポケットの中に侵入して、その中で繁殖することによって歯周病が進みます。

●全身性疾患
血液疾患、高血圧、糖尿病などの全身性疾患が歯周病の原因になることがあります。また、ストレスやホルモンバランスの崩れによって歯周病を引き起こすことがあります。

●インレーやクラウンなどの被せ物
インレーやクラウンなどが長い間にすり減ったり、適合が悪くなったりしてくると、食べカスが溜まりやすい状態となります。その結果、虫歯ばかりでなく歯周病にもかかりやすくなります。

あなたは大丈夫?歯周病チェックシート

□ 歯の間に食べ物が挟まりやすい
□ 歯肉が赤く腫れている
□ 冷たい水がしみる
□ 歯を磨いたとき、血が出る
□ 口臭がしたり、口の中がネバネバしたりする
□ 硬いものが噛みづらい
□ 歯が伸びたように見える
□ 以前より前歯が前へ出て、歯と歯の間が開いてきた
□ 口を開けて寝ていることがある
□ ぐらぐらしている歯がある

0:歯肉は健康です。この状態を維持しましょう。
1~5:歯周病の検査を受けましょう。
6~10:歯周病が進んでいる状態です。早急に治療しましょう。

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